特別月例研究会 情報処理学会短期集中セミナー&SAAJ特別月例研究会のご案内
(情報処理学会との共催)

認定NPO法人 日本システム監査人協会

ITガバナンスの国際規格(ISO/IEC 38500シリーズ)と今後の展開について
〜各国のITガバナンスの現状と国際標準の活用〜
http://www.ipsj.or.jp/event/s-seminar/2017/ITSCJ-governance/index.html

<開催概要>
本セミナーでは、企業や組織でITガバナンス、IT投資、システム監査、情報セキュリティ等を担当している方々を受講者として想定し、本分野に関する国際標準化とその実務に携わる専門家3名を選定しました。講師の方々には、各々が関連する最近のITガバナンス、コーポレートガバナンス事案の紹介、国際動向、また、JTC 1/SC 40で作られた国際標準がその解決、防止にどのように役立つのか、実際にどのように使われているのか等をご講演いただきます。
本セミナーを通し、SC 40が策定している国際標準への理解とさらなる活用、適切で有効かつ効率的な組織のITガバナンスの対策推進を期待したいと考えています。

<開催日時/場所>
■名称
ITガバナンスの国際規格(ISO/IEC 38500シリーズ)と今後の展開について
〜各国のITガバナンスの現状と国際標準の活用〜
http://www.ipsj.or.jp/event/s-seminar/2017/ITSCJ-governance/index.html

■開催日時
2017年6月3日(土)13:00〜16:45

■開催会場
機械振興会館地下2階 ホール
 港区芝公園3-5-8 電話: (03)3434-8211(代表)
 http://www.jcmanet.or.jp/gaiyo/map_kaikan.htm
  (東京メトロ日比谷線「神谷町」駅下車徒歩約7分
     都営大江戸線「赤羽橋」駅下車徒歩約8分
     都営三田線「御成門」駅下車徒歩約10分
     都営浅草線「大門」駅下車徒歩約15分)
  ※無料送迎バス:神谷町駅 横断歩道橋下より
 http://www.jspmi.or.jp/material/file/office/bus/bus_20120801.pdf

■当日来場受付
受付開始:12:30〜
受付場所:機械振興会館地下2階ホール前

<プログラム>*講演は逐次通訳予定!

■コーディネータ:原田 要之助(情報セキュリティ大学院大学)

■オープニング 13:00-13:10
コーディネータ:平野 芳行(SC40国内委員会 会長)

■セッション1 13:10-14:00 (逐次通訳予定)
マイクロソフトのガバナンスとデータガバナンスの標準化
講師:Geoff Clarke(マイクロソフト アジア地域標準化マネージャ)

2016年にSC 40/WG 1では、38505−1データガバナンスの規格を完成させた。
この規格では、企業の経営者に、個人情報のようなデータを収集、加工、保存、提供、削除のライフサイクルのデータマネジメントに対する責任があり、ガバナンスが必要としている。
また、経営者には、データの利活用には、収集時点において同意を得ること、加工したデータのデータベース(ビッグデータ)の活用制限など国によって異なることや、国境を越えたデータの移転や活用への制限などさまざまな制約があることを理解して、ガバナンスすることが求められている。セミナーでは、これらについて話をする。
さらに、MSにおけるITガバナンスの実践についても、簡単に紹介する。

【略歴】クラーク氏は、マイクロソフト(MS)アジア地域標準化マネージャで、国内標準化団体との業務や地域間をまたぐ産業の連携について、マイクロソフトの業務をコーデネートしている。
その目的は、官産学との積極的、建設的な関係を構築、維持すること及び世界的に標準の作成に貢献することにある。
クラーク氏は、ガバナンス、クラウドコンピューティング、ITセキュリティといった業務に関して豪州の代表をしている。
クラーク氏は1997年にMS社入社。MS以前には、シアトルにあるFourGen Softwareに勤務。オーストラリア、Queensland在住。
学歴:Queensland大学卒業。

■セッション2 14:00-15:10 (逐次通訳予定)
ISO/IEC 38500シリーズの標準化について
講師:Peter Brown(SC40WG1 Convener)

ビジネスは今でも、人間の高い技能、深い解釈、無形の価値に多くを依存していますが、これを企業の公式なプロセスとして、また、技術として取り込めていません。
例えば、公共の部門では、各国で多くの「e-Government」のイニシアチブが実施されていますが、公務員と従業員により大きな価値を提供するよりも、単にコスト削減と雇用削減に止まっていて、適正なコストで、優れた技術を使用して人々に新しい価値を提供できていません。
私たちの私生活では、ますます複雑な技術に直面しており、プライバシーや他の人やサービスとやりとりする方法をコントロールできなくなっていると感じることがよくあります。
相互運用性の原則とオープンスタンダードの原則を活用して、ITを皆さまの役に立つ技術を開発、展開、使用することを約束します。
(WG1:ITガバナンス WG2:ITサービスマネジメント WG3:ビジネスアウトソーシング)

【略歴】独立系のコンサルタント、情報アーキテクト、現在は、ロサンゼルス在住で全世界の公共分野、企業を問わずコンサルで飛び回っている。 専門分野:ビジネス&組織戦略、企業の技術戦略と公共政策。
強み:公の場での発表、講演。国際会議のような多言語の会合やグループの活動。 専門的興味:プライバシー、データ保護、電子アイデンティティ;情報アーキテクチャ。情報管理と知識移転など。
生まれ:英国。 学歴:ロンドンポリテクニック卒業(1981−1984国際関係学部),オープン大学(1990−1992社会学),サンタモニカ大学(音楽理論2014−2016)
2014年よりJTC 1/SC 40の活動に参加。

休憩 15:10-15:25

■セッション3 15:25-16:30
第1部「ITガバナンスの海外における現状」
第2部「今後のデジタルトランスフォーメーションのガバナンスについて」
講師:原田 要之助(情報セキュリティ大学院大学)
(1)ITガバナンスの各国の現状
SC 40に来日したITガバナンスの専門家へのインタビューをとりまとめて報告する。
ISO/IEC 38500が国際規格となって5年立ちました。日本でも2015年にJIS Q 38500となっています。
また、政府のIT関連の資料ではITガバナンスがよく使われています。
先進国では、OECDのコーポレートガバナンスの指針が出たことや株式市場の活性化のためにコーポレートガバナンスは重視されています。今日ではITが経営と密接な関係となっているため、ITガバナンスはコーポレートガバナンスの一部を担う観点からも、企業の経営者にとって重要なものとなってきています。今回は、ITガバナンスの規格について議論するためにSC 40に来日した各国の有識者にITガバナンスの現状と課題について語ってもらったことを紹介します。
(2)これまでのITガバナンスの発展から見た今後
後半の発表では、ITガバナンスが向かうべき方向として、データトランスフォーメーションについて紹介する。
データトランスフォーメーションとは、企業がITを業務の効率化を目的に導入する段階、ITをベースに事業を見直すBPRの段階、この2つの段階のあとに来る段階である。
データトランスフォーメーションでは、既に企業の主要なビジネスをさらに最適化する。
ITを進めていく中で、今後、経営者はIT化のビジネスへのインパクトを十分に考える必要がある。
現在のITガバナンスでは、企業の内部ビジネスプロセスへのインパクトをEDMで評価する仕組みになっている。
このプロセスは、ITを効果的かつ効率よく利活用する場合には大変よいモデルである。
しかし、経営者が対峙するビジネスにとって重要なのは、外部からのInputとPressureへの対応である。
すなわち、企業の内部の能力と業界や世界のトレンドを的確にEvaluateすることが求められている。
今までは、M->Eでは、ITとビジネスプロセスとを考えればよかった。しかし、デジタル化が進めば、ビジネスそのものを変革する。デジタル技術は、BitCoinのように既存通貨の概念を超えて取引を根本から変えてしまう。単に内部プロセスのみを評価していてもダメで、破壊的なイノベーションがビジネスに与える影響をも考慮に入れなければならない。

【略歴】1979年、京都大学大学院工学部数理工学専攻を修了、電信電話公社(現NTT)の研究所で通信ネットワークの監視、制御システムを開発。1999年から、情報通信総合研究所にてセキュリティコンサルやセキュリティ監査に従事、2005年から大阪大学工学部大学院工学研究科の特任教授として組織のリスクマネジメントを担当。
2010年から、情報セキュリティ大学院大学教授、リスクマネジメント・情報セキュリティマネジメントを担当。
情報セキュリティ監査については、1999年より2010年まで、国連傘下基幹の情報セキュリティ監査に従事し、2000年から2008年までチームリーダとして活躍した。
ISACA本部副会長2008−2010、情報処理学会 電子化知的財産社会基盤研究会の幹事、セキュリティマネジメント学会の会長、システム監査学会の理事ほか。

■質疑応答&挨拶 16:30-16:45

■【参加申込について】
情報処理学会の参加申込フォームよりお申込みください。
http://www.ipsj.or.jp/event/s-seminar/2017/ITSCJ-governance/index.html

申込終了後、ご登録いただきましたメールアドレスに請求書と送金連絡票をお送りいたします。

領収書ご希望のお客様は、送金連絡票に必要事項をご記入のうえ、メールまたはFAXでお送りください。
2017年5月23日(火)までに指定の口座へお振込みいただくか、送金連絡票をお送りください。
当会にて入金確認を行います。

送金連絡票または振込証明書のご提出が確認できた方に「参加証引換券」を連絡先E-mailアドレス宛にお送りいたします。
当日は参加証引換券をプリントアウトいただき、セミナー受付にご持参ください。
当日受付も行う予定ですが、お申込み多数の場合はお断りすることもございますので、なるべく事前参加申込をお願いします。

■講演資料は、開催日の約1週間前を目途に情報処理学会の画面より、ダウンロード可能となりますので、各自ダウンロードの上、ご持参いただくようお願い致します。
(掲載期限:講演当日まで)。当日紙での資料配布はございません。

■【注意事項】
定員200名になり次第締め切りとさせて頂きますのであらかじめご了承ください。
ご登録を頂いた個人情報のお取り扱いは、情報処理学会のプライバシーポリシーに準拠いたします。
ご来場の際は、メールでお送りする参加証引換券をプリントアウトしてご持参頂き、セミナー受付にお渡し下さい。
ホール内は禁煙です。喫煙する場合には、地下3Fに喫煙室がありますのでご利用下さい。

■【キャンセル】
キャンセルする場合は、5月29日(月)までに必ず
[seminar@itscj.ipsj.or.jp]までご連絡ください。
5月29日(月)以降のキャンセル、無断欠席の場合は準備の都合上、参加費をお支払いただきますのでご了承ください。
代理での参加は可能です。参加証引換券を代理の方にお渡しください。

■【お問合せ】
情報処理学会 短期集中セミナーに関するお問合せ
https://www.ipsj.or.jp/contact/ITSCJ-governance_inquiry.html
SAAJ会員については、SAAJ月例会担当(SAAJ事務局経由jimu@saaj.jp)までお問合せください。
(今回の特別月例会の受講ポイントは3.5H分とします)

以上

(2017年5月18日)